オープンキャンパス第2回目の報告と第3回目の予告

報告が遅れましたが、7月22日(日)はオープンキャンパスでした。今回の担当は志水先生(専門は古事記とゴジラと魔法少女)で、テーマは「写本にふれる―オープンキャンパス版」。

学科の授業に「写本にふれる」「写本を読む」という科目があります(選択2単位)。科目名の通りで、写本の文字を読めるようになろう、という趣旨の授業ですが、平安時代の続け字が読めるようになるには、書き写すのが一番です。

オープンキャンパスでは、『伊勢物語』の「初冠」段を書写しました。

もちろん、事前に内容の確認と文字の秘密を解説しましたよ?

文字の秘密というのは、ひらかなはもともと漢字だったので、それがどう崩れてひらかなになったのかということ。ウニョロと書かれているのはどこからどこまでがひとかな(1仮名)で元の漢字はなにかを知るというテクニックを解説して、半紙に筆ペンでなぞり書きをしてもらいました。

せっかくなので、色画用紙に張って、記念にお持ち帰りいただきました。

猛暑の中、午前の部は25名。午後の部は8名の参加でした。

 

次回のオープンキャンパスは8月11日(土)です。学科企画は、午前の部は11時、午後の部は14時からスタートです。

担当は下鳥先生(専門は平安時代の物語文学)と鈴木先生(専門は中世の王朝物語)で、テーマは「十二単(じゅうにひろえ)を着てみよう!」。

下鳥先生率いる古典文学研究会のメンバーも一緒に、平安時代の衣装を着てみることができます。

まだまだ暑いですけれど、体験しに来てね。

 

(記事:六條院惟光)

江戸時代の版本や写本、教科書や先生方の著作などの展示も行いました。